北崎 守孝

水稲/大豆/野菜

勤めていた市役所を辞めて認定農業者に

守孝さんの両親が農家だったので、市役所に勤めながら兼業で田んぼや畑の手伝いをしていました。

専業農家になって稲作を中心に野菜作りなどをしようと早期退職して認定農業者になりました。

 

準備が整って退職した矢先、お父さんが認知症を発症し、脳梗塞で倒れてしまいました。

お昼ご飯のときに倒れているお父さんを発見し、病院へ搬送しましたが、1日半で亡くなってしまったそうです。

守孝さんが農業をしてくれることになり、安心して眠りにつかれたのかもしれません。

 

子供の頃から両親の農業を手伝っていたのである程度のことはわかりますが、昔から季節季節の年数を重ねた経験をお父さんから教えてもらうことはできませんでした。

 

守孝さんは、お父さんのやっていたことを思い出して、先祖代々引き継いできた土地を大切に増やしながら次の世代へ継承していこうと考えています。

農業の後継者問題を解決する役割

長男は古賀から帰ってきて隣に住んでいますが、娘さんは宗像にお嫁に行ってしまいました。現在福岡にいる次男が将来は農業を継いでくれる予定です。

そのためにも、田んぼを増やし基礎を作っておかなければいけないと考えています。

 

退職金で農機具をそろえているので、作付面積を増やしても十分対応できる体制になっています。

 

守孝さんの地区には約50町の田んぼがありますが、後継者のいない高齢者が多く、70~80代で細々と農業をしている農家も年々増えています。

 

夫婦で楽しみながらお米を作り、兵糧米(自家消費米)と少しの量をJAに出荷して年金でやりくりしていますが、農機具が壊れたり、病気になったら農作業もできなくなるので、守孝さんがあとを引き受けると声をかけているそうです。

 

現在、3町3反の田んぼをこれから先10町になるよう計画をしています。

 


守孝さんのこだわり

有機肥料を使うと費用は化学肥料の3倍くらいかかりますが、化学肥料と交互に使いながら毎年3反の順番に有機肥料を田んぼに入れています。

 

有機肥料は徐々に効いてくるので、だんだんよい土になっていくのです。

 

かつてはお米をJAに納めていましたが、米価が下がって困っていたところ、後輩の精米所が高値で買ってくれました。

現在は、ほとんどのお米を後輩の精米所に卸しています。

 

守孝さんのお米は、2回精米して出荷しています。

精米する回数が増えると量は減るので余分にお米が必要になりますが、消費者が食べる時には1回の精米よりも見た目も美しく、食味もいいそうです。

 


そのほかの作物

その他には、自宅前の畑で野菜を作っています。

普通の野菜は、種をまいて約2~3か月で出荷できます。

冬野菜うんちく

冬野菜は、霜が降りたり寒くならないと甘味が増さないので美味しくならないそうです。
過酷な条件になると自分で自分を守るために養分を蓄えるため、甘みがでて美味しくなります。

 

冬食べるキャベツと夏食べるキャベツの味を思い出してみてください。

冬には冬の、夏には夏の野菜をおいしく食べていただきたいとおもいます。